転売問題で思い出す謎のサイン本。

今日、西城秀樹さんの葬儀で配布された品がオークションで出品されていた

というニュースがあった。

ふつうに考えれば、何者かが最初から転売目的で葬儀に参列していたか、

第三者に頼んでいるわけで、ひどくいやな気分になる出来事である。

この転売ということについてすぐ思い出すことがある。

以前、ある有名な劇作家の戯曲をアマゾンのマーケットプレイスで買ったら、

その本には著者のサインと宛て名がハッキリ書いてあっておどろいた。

(商品説明欄には何の注釈もない)

宛て名があるということは、著者を目の前にして、自分の名前を名乗って

サインしてもらっている可能性が高いわけで、当然その人自身が売りに

出したものだろう。

これが例えば、その人が偶然著者と出会って、たまたま著書を持っていたので

サインしてもらったなんていう奇跡的な事件の産物だとしたら、そう簡単に

売りには出せないと思う。

そうなると最も考えられるのは、著者のサイン会ということになる。

つまり、この人は最初から転売するつもりでサイン会に参加した。

ただ、それならどうして自分の名前を書いてもらったのかがわからない。

転売目的なら自分の名前を書かれては価値は下がるし、いいことはひとつも

ないだろう。

サイン会のときに「お名前は?」と訊かれて思わず答えてしまったのだろうか。

それくらいは、適当な言い訳をして回避できなくもない気がするが。

このサイン本自体が盗品だとしたらどうだろう?

それにしたって、宛て名入りのサイン本にわざわざ盗むほどの価値があるとも

思えないし、可能性は低い。

やっぱり、サインしてもらった人が売ったと考えるのが自然だ。

それにしてもなあ。

思いっきり自分の名前が書いてあるんですぜ。

これが回り回って著者の手元に戻ることがあるかもしれないとは、

ちらっとも思わないもんかな。

まあ、真相はよくわからないけど、これからサイン会の光景を見るたびに、

この中にどれくらいの割合で転売目的の人が混じってるのかと想像せずには

いられなそうで怖くなる。

これからサインする機会がある人は、サインといっしょに注意書きも書いといた

ほうがいいかもしれない。

「転売すんの可よ!」

かなんか書いとけば、怒ってるようにも許してるようにもみえるし、

転売しやすくなるかもしれない。(だめだって)

 

 

謎大学謎学部謎学科を主席で卒業すれば受かるのかも謎。

 

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