舞台に置くものは、ひとつしかない。

「おおかみ男のフローチャート」には舞台装置らしきものは

ほとんどない。

基本的には東中野RAFTに最初から備え付けてあるプロジェクター用の

スクリーンがあれば、ほぼ成立する。

RAFTの狭さがすでに夜行列車の個室寝台に見立てられているし、

スクリーンはごく自然に車窓に見えてくるはずだ。

RAFTにはパイプ椅子なんかもたくさんあるので、個室寝台の

ベッドもそれで代用することはできるが、舞台の見映えとしては

ちょっと物足りない感じがする。

そこで、装置というか、小道具をひとつだけ置いてみることにした。

正確に言うと、キューブボックスを三つである。

このキューブボックスを椅子にしたりベッドにしたりベンチにしたり、

あらゆるものに見立てられるようにしたい。

これは家具のネット通販でしょっちゅう見かけるただの木製の棚だ。

もちろん、棚を置くだけではやっぱり見映えがよくないので、

ちょっとばかり手を加える。

白いキューブボックスにスプレーで色を塗り、三つのサイコロにするのだ。

こうすると「なんでサイコロがあるの?」という視覚的な謎が加味されて、

舞台の見え方がぐっと変わってくると思う。

このサイコロは当然、ストーリーのある部分に関わってくるし、ひとつの

イメージを補強するための小道具でもある。

さて、これから白いキューブボックスを三つも買わなければならないし、

スプレー塗料を使ってノッポさんみたいな作業もしなければならない。

ラッキーなのは、いちばん安いキューブボックスは1個1000円以下で

買えることだ。

問題は、運搬が面倒そうなことだが、いちいち解体して運ぶしかないか・・・

 

 

最近YouTubeでこの中の「Always You」という曲を

聴きまくっている。完璧な曲に出会うと、興奮して

眠れなくなる。ただでさえ眠れてないのに。

 

FULL CIRCLE
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