ターゲット客層について考えてみる。

さて、今月中には主演キャストが決定することになるので、

宣伝計画のことも含めて、基本となるターゲット客層について

大まかにでも考えておかなければならない。

脱兎は旗上げ公演ということで過去の実績がなく、前回来ていただいた

お客さんに期待することはできず、集客に関しては全くの未知数だ。

そもそも、旗上げ公演を観にきてくれそうな客層とは、どういった

人たちが考えられるだろうか?

まず、最も想像できないのが50代から60代以上の年齢層だろう。

関係者でもないかぎり、「劇団四季」や「世田谷パブリックシアター」の

方に縁が深いと思われる層がいきなりこっちに流れてくる可能性は

ほとんど考えられない。

やはり年齢層でいうと、20代から40代がほとんどで、中核は

20代後半から30代半ばになるだろうか。

この年齢層でも、観劇経験がない人は想定しにくい。

考えられるとすれば、20代後半から40歳前後で、小劇場を中心に

ちょくちょく観劇に出掛ける習慣があり、知らない劇団でもチケットが

3000円以下なら見てもいいと思ってくれそうな層ということに

なるだろうか。

そうなると、ネット上の宣伝以外では、やはり小劇場を中心とする

折り込みチラシが重要になってくる。

ただ、旗上げ公演で宣伝をあまり絞り込みすぎるのも問題があるだろう。

先のことを考えれば、仮に観にきてくれなくても脱兎の名前と存在を

知ってもらうために宣伝範囲を広げてかかることも必要かもしれない。

何はともあれ、お客さんからお金と時間を取るということは、それだけで

傍若無人な行為であることは確かなのだ。

まずは、お金を取れるだけの作品づくりが永遠の優先順位第一位だと

いうことを忘れないようにしたい。

 

 

 

ある意味ターゲット客層が明確な例。

 

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