4回ほど稽古を重ねるなかで、劇中で使用するモーツァルトの楽曲が
出揃った。
エンディングテーマも合わせると、実に22曲である。
上演時間が約80分だというのに、曲数は当初の予定よりだいぶ増える
ことになってしまった。
まあ、テキスト部分をほんとにエッセンスだけ残した形にしたので、
その分、曲を多く使えるようになったということだ。
とはいえ、劇中でフルでかける曲は、あの超有名な1曲だけである。
基本的にモーツァルトの曲の使い方は、何歳のときはこの曲という
感じのくり返しがメインになっていて、主に手紙を読むときのBGM
であるが、中にはイレギュラーな使い方も混ざっている。
また、モーツァルト最晩年のあの曲は、劇中で絶妙なタイミングで
合わせる必要があり、その部分が最もくり返し稽古を重ねるシーンに
なるはずだ。
しかし、このへんの微妙な音出しのタイミングを音響担当の小林勇太氏に
頼むわけなので、今からすでに、すいません・・・という感じではある。