世田谷パブリックシアターで「鶴瓶噺」。

ブログにしても、会社にしても、立ち上げの時はほんとに疲れる。

そんなダブル初期設定地獄の渦中の本日、気分転換するには最高の

タイミングで世田谷パブリックシアターでの「鶴瓶噺」を見てまいりました。

スタッフが加工しただけで、おれは知らんと仰ってました。

 

「鶴瓶噺」も世田谷パブリックシアターも初めて。

 

 

4月12日、開演時間の夜7時ぴったりに笑福亭鶴瓶師匠が走るように

ステージにあらわれて、スポットライトのなか、演出らしきものもなくひとりで

喋りつづけ、ほぼ間断なく笑いをとりながらきっかり2時間で帰っていった。

(最後に数分のおまけのスライドショーがついたけど)

自分の席が3階席の1列目のど真ん中ということで、遮蔽物(例、面長で座高が高い

おじさんの後頭部)もなく真正面から生鶴瓶(敬称略)の凄みを感じられたのは

演劇じゃないのにちょっと劇的な感動があって、これで3階A席5000円は安いと

素直に思わされてしまった。(ちなみに、あとはS席6000円のみ)

そして個人的には、美輪さんのものまねがツボ・・・

 

世田谷パブリックシアターは、すごくいい。

 

まず、三軒茶屋の駅から出てすぐの立地。

自分のイメージでは「世田谷パブリックシアター」という独立した建物があると

思ってたけど、実際にはキャロットタワーの3階だった。

(2階にはTSUTAYAがある)

よく見ると「世田谷パブリックシアター」の文字が。

椅子の形もいいし、客席の配置もいいし、天井には青空の絵が描いてあったし、

全体がアッパークラスな気配を醸し出していて落ち着くし、居心地がよかった。

今日は3階席だったけど、1列目というのを割り引いても舞台が妙に近く感じられて、

これなら細かい表情や指先の演技もそれなりに見えるだろうなと思えた。

世田谷パブリックシアターの公式サイトでギャラリーを見てもらえると、

想像がつくはず。

 

配布チラシが恐ろしく少ない。

 

劇場に行くと必ず座席に配布チラシの束が置いてあるか、エントランスで手渡される

わけだが、今日もらった配布チラシはめちゃくちゃ少なかった。

(今日初めてなので、いつもはどうなのかわからない)

笑福亭鶴瓶落語会、三遊亭好の助真打披露公演、シス・カンパニー公演「お蘭、登場」、

熱海五郎一座「船上のカナリアは陽気な不協和音」、あとは世田谷パブリックシアター

舞台技術講座のチラシのみという全部書き出せるほどの少なさ。

やっぱり、このあたりの劇場には小劇場系の劇団はチラシを入れないものなのだろうか?

まだまだ劇場のチラシ事情は勉強しないとわからないことだらけだ。

自分が新しい劇団や公演のことを知るのは、8割以上が劇場の配布チラシによるもの

だった経験があるので、脱兎もチラシ戦略を重視する必要があるのはまちがいない。

 

チケット抽選の倍率とは?

 

ところで、この「鶴瓶噺」のチケットは、ぴあの抽選に当たって買えたんだけど、

去年は「水曜日のカンパネラ」の武道館公演のチケットも抽選で当たってたので、

2回抽選して2回当たるって確率高すぎないか? どれくらいの倍率なのさ?

と、ちょっと思ったことを付記しておきます。

ついでに付け加えておくと、世田谷パブリックシアターのすぐとなりが、

東急世田谷線の三軒茶屋駅で、「シアタートラム」とくっついている。

「トラム」とは英語で「路面電車」のことだとか。

三軒茶屋駅の東急世田谷線。

 

シアタートラムのポスター。 もう終わってるし。
おぬしも悪よのぅ・・・