さて、今回はこのブログでも、なにかと活躍している「脱兎マーク」について
書いてみたいと思います。
あらゆる境界を象徴するもの。
見てのとおり、デザイン自体はとてもシンプルで「脱兎」のDを元に男性記号と
女性記号を組み合わせ、中央にハートを入れただけ。
これは、現実と虚構の境界、ジャンルの境界、男女の境界など、すべてにおいて
中間領域を志向する自分自身のあり方を象徴するデザインです。
そして、新しいジャンルはだいたい既存のジャンルの境界線上に生まれるものなので、
脱兎,X・Y・Zooもそういう独特の位置に立っていたいという願望も象徴しています。
演劇は、現実と虚構の境界そのもの。
そもそも、小・中・高で演劇部に一度もいたことがなく、大学で演劇サークルに入って
いたわけでもない自分が、なぜ舞台制作の会社をつくるまでになってしまったのかと
いうと、演劇が現実と虚構の境界そのものに思えたからということに他なりません。
劇場に行けば、現実と虚構の境界はだれの目にも明らかなのであって、まさに自分自身が
そういう場所にずっといたいと思ったわけです。
演劇が自分の志向にぴったり合うものだと気づくのにこれだけ時間がかかってしまったのは、
幸か不幸かわかりませんが・・・
関心を呼び寄せるアイキャッチであり、アイコン。
脱兎マークには、境界の象徴という以外に、もうひとつの重要な意味があります。
それは将来、脱兎のオリジナルグッズをつくりたいと思ったときに、デザインの
パターンがかんたんに考えられるということ。
たとえば、脱兎マークとロゴを組み合わせるだけで、Tシャツだろうと、タオル
だろうと、缶バッジだろうと、だれでもすぐに完成デザインをイメージできると
思います。
そのシンプルな力強さは、脱兎,X・Y・Zooに関心を呼び寄せるためになくてはならない
アイキャッチであり、アイコンでありつづけるでしょう。