今まで見た朗読劇は四本。
そんなに見てるわけじゃないんだけど、なぜか客席は女性ばかり。
ただの偶然なのか、なにか法則でもあるんだろうか?
「私の頭の中の消しゴム」
これが初めて見た朗読劇だった。
出演は男女ふたりだけ。
女性のほうは声優さんが演じたので、独特のセリフ回しがちょっと
気になりながらもラスト近くでは客席全体からすすり泣きが聞こえ始め、
泣いて当然というような話で泣いてたまるかいと思いつつ鼻から涙が出た。
音楽朗読劇「冷蔵庫のうえの人生」
元宝塚の大空祐飛さんが主演。
それだけが理由なのかどうかわからないが、客層の9割9分が女性。
朗読劇に生のピアノ演奏が入るパターンで、出演者は女優ふたりのみ。
終演後のカーテンコールが異様に長く、宝塚ファンの熱気を垣間見た
気がした。
「僕とあいつの関ヶ原」
人生初の立ち見。
出演者が若い男性俳優のみだったせいか、自分以外の男の客が
1人いたかなというくらいに限りなく女性客しかいないことに
恐怖をおぼえた。
どこかのファンクラブにまちがって入りこんでしまった気分である。
立ち見は思ったほど苦にならなかったが、立ち見券で4500円はツライ。
本格文學朗読演劇「人間椅子/魔術師」
これもキャストが全員男性だったからか、男の客がいたかどうか
思い出せないくらい女性客ばかりだった。
俳優さんが客席を歩いたりして近くに来たとき、持っている台本が
バインダー式になっていたのを妙におぼえている。
「風の谷のナウシカ」のアスベルや「もののけ姫」のアシタカを演じた
松田洋治さんが出ていて、やっぱりいい声だった。
振り返ってみると、ほんとに朗読劇は女ばかりだな。
10回くらい行ってもそうだったら、さすがに法則化できるかもしれない。
こっちも女ばかりなり。